森の国、カナダで見つけた理想の住まい

カナダとカナダ住宅について

総面積約1,000 万k㎡と、世界で2番目に広大な国土を有するカナダ。
先住民族の文化と移住してきたヨーロッパ系の人々の文化、さらに近年様々な国からの移民がもたらした文化が存在するカナダでは、多文化主義(マルチカルチュラリズム)という政策がとられています。
これは、異なる文化を持つ集団それぞれが、対等な立場で扱われるべきであるという考え方が基本にある政策です。多文化主義は、カナダの音楽や文学、映画、舞踏といった芸術分野にとどまらずさまざまな分野に影響を与えていますが、中でも注目したいのが、住宅です。
カナダでは、地域ごとに母国の伝統的なデザインを継承する住宅を見ることができます。
多文化主義に由来するデザインの多様性は、カナダ住宅の大きな特徴であり、魅力となっています。

なぜセルコホームはカナダ住宅を選んだのか

創業以来、世界を視野に理想の住まいを求め続けてきたセルコホームが、カナダ住宅に着目したポイントは3つあります。

1.多文化デザインの多様性

多文化主義が生むデザインの多様性に支えられ、カナダではヨーロッパを中心とする伝統的かつ多彩なデザインの住宅が共存しています。ライフスタイルの多様化・価値観 の多様化にともない、住まいに個性やオリジナリティを求める人が増えている昨今、カナダ住宅ならではの豊富なデザイン・バリエーションは、より多くの人の 心を満たしてくれると、セルコホームは考えました。

2.サスティナビリティ

カナダでは森林の約90%以上が公有林であることから、伐採や保護などは全て国や州によって管理されており、産出される木材は高い品質を維持しています。セルコホームでは、その良質な木材を持続可能な森林資源として入手し、適正価格で継続して供給できるように、カナダ最大の物流拠点であるバンクーバーに支店(セルコカナダホーム)を置き、カナダ国内で評価の高いメーカーの良質な建材を集めて日本に出荷しています。豊富な材料の中から適材適所のものを選び出し、クオリティの高い住まいづくりを実現させます。

3.世界水準の住宅性能

広大な国土を有するカナダは、極寒の地から夏には 35℃を超える地域まである、厳しい自然環境にある国です。こうした環境で快適に暮らすためには、住宅の性能を高めることが不可欠でした。このためカナダでは早くから断熱・気密、省エネ性能に関する技術開発や改良が繰り返され、現在、カナダ住宅の性能は世界水準といわれるまでになっています。

なぜ日本にカナダ住宅なのか?

ほんの少し前まで、日本の住宅は「軸組み工法」と呼ばれる、柱で家を支える工法が主流でした。しかしながら、構造体を支えるのは柱と柱の接合点のみということで、この在来工法には、斜め上方からの力や横からの揺れ、ひねりに対して強度的に十分とはいえないというデメリットがありました。セルコホームは、この事実を深刻にとらえ、地震をはじめとする自然災害の脅威に常にさらされている日本においては「軸組み工法」よりも、構造を面(壁パネル)で支える「2×4工法」がふさわしいと判断し、日本国内で、いち早く2×4住宅の普及に取り組みはじめます。また、カナダの極寒の地では欠かせない高気密性能と高断熱性能により、冬は暖かく、夏は涼しく快適に過ごせ、四季がある日本では特に機能します。さらに、各部屋の気密性が高いため、火災の際も火がまわりにくく、床と天井の間に張った石膏ボードが、防火壁の役割も果たすなど、これら色んなメリットが重なり、カナダ住宅の採用に踏み切りました。

High Quality
カナダの多様で厳しい環境が、 高性能な住宅を生み出しました

広大なカナダは南北に長く、極寒の地の夏には35℃を超える地域まであり、また同じエリアでも季節によって気候は実に多様です。こうした条件の中でも快適に暮らすためには、何よりも住まいの性能を高めることが不可欠です。とりわけ、冬の厳しい寒さ対策は住まいの重要課題。早くから断熱・気密、省エネ効果は飛び抜けて高いものとなりました。その結果、どんな国の暮らしにも順応できる高性能・高品質の住まいとして世界に認められています。

Sustainability
自然環境保護の取り組みが、 木材の品質を守っています

広大な森林保護面積を持つカナダ。自然環境の保護に力を入れる国と知られ、持続可能な森林管理においては、世界的な指導者として認められています。カナダでは現在、森林の樹木を伐採する場合には、環境に与えるすべての影響を検討し、環境にかかる負担を最小限度にとどめることが義務付けられ、また、多くの企業が森林または製品に対して環境に関する認証を受けています。だからこそ、セルコホームでは高い品質が保護された天然の木材を安定して供給することが出来るのです。

Cost
北欧やアメリカに比べ、資材コストを抑えることによる 価格的メリットも追求できます

カナダは、高品質な資材と効率的な建築システムを世界に輸出しています。北欧やアメリカに比べコストを抑えることができる点も見逃せません。日本へもっとも多くの住宅を輸出し、日本のJAS認定工場でもあるカナダのヴァイセロイ社はセルコホームが提携している住宅メーカーです。品質管理の世界基準、ISO9001:2000を取得した工場で生産される部材やパネルを完成に近い形まで加工し、さらに商社を通さず一棟ずつパッケージで直輸入することで、安定した品質と価格的なメリットを実践しています。

Design
100年経っても色あせない。 伝統に培われた本物の住宅

北米スタイルの輸入住宅には、ヨーロッパ移民たちの精神が宿るデザインが多く見られます。カナダの住宅もさまざまな国の文化や生活様式が反映されて生まれたもの。「ザ・ホームps」はカナダを故郷に、カナダ住宅で営まれるライフスタイルの提案を日本の風土や暮らし方に適応させた住まいです。大屋根や切り妻屋根、趣あるレンガ壁や板壁、格調高いエントランス、白い上げ下げ窓などの外観は、伝統のデザイン様式を受け継ぎ、本物の質感でカナダ住宅の現代を再現しています。