木の家は地球を救う。負荷が少なく、環境にやさしい住まい。
製造過程でのCO2発生量が少なく、長期間炭素を貯蔵し、再利用・リサイクルも可能。
そんな木材を多用することで、住むだけで地球環境に貢献できる住まいを実現します。
海水面の上昇など、深刻化する地球温暖化
家庭からのCO2排出量は増加傾向に
地球温暖化の影響は、年々深刻化しています。たとえばグリーンランド氷床の融解は予想を上回る勢いで進んでおり、過去25年間に失った氷の量(4兆2000億トン以上)の影響で、世界の海水面が約1㎝上昇したと言われています。
そんな温暖化の原因となっているCO2の排出量については、2008年度対比で発電などのエネルギー転換部門・産業部門・運輸部門については低下しているものの、家庭部門からの排出量は逆に増加傾向にあります。主な要因は電化製品の種類の増加・世帯数の増加・電化製品の保有台数の増加などで、近年電化製品の省エネ化が進んでいるとはいうものの、短期間での更なる省エネ化は難しいのが現状です。
ツーバイフォー住宅の「やさしさ」のポイントは炭素貯蔵量
200万戸分の炭素貯蔵量は屋久島の面積とほぼ同じ
ツーバイフォー工法の住まい1戸当たりの炭素貯蔵量は、およそ5.5t。これをもとに200万戸分の炭素貯蔵量を杉人工林の面積に換算すると、およそ50,330ヘクタール(約500㎢)となり、屋久島の面積(50,330ヘクタール)にほぼ匹敵する炭素貯蔵量となります。
自然の資源と太陽光エネルギーで育まれる木材は、自然が作った究極の再生可能資源
一度利用された木材はリサイクルできるほか、廃材をエネルギーとして活用すれば化石燃料の消費抑制にもつながります。さらに森の木はCO2を吸収して酸素(O2)を排出し、炭素(C)として貯蔵し、製材後も炭素をストックし続けます(図1)。こうしたことから、木材は究極の再生可能資源と言われています。
二酸化炭素放出量は鉄骨造の約1/3
木を多用するツーバイフォー住宅は環境負荷が少ない住まい
木材は他の材料に比べ、製造過程で生じる二酸化炭素の発生量がきわめて少ない材料です。1戸あたりで比較すると、THE HOMEのような木造住宅の炭素放出量は、鉄骨造の約3分の1、鉄筋コンクリート造の約4分の1となっています。
製材後も炭素として蓄えられる二酸化炭素
建てて住み続けることがエコにつながるツーバイフォー住宅
木に吸収された二酸化炭素は、炭素(C)として蓄えられ、木材として製材された後もずっと貯蔵され続けます。それは、住宅になっても変わることがありません。木を多用するツーバイフォー工法の住まいは、鉄骨造や鉄筋コンクリート造に比べて大量の炭素を蓄えていると言われています。