元々の日本家屋の建て替えにより建蔽率の関係で活用範囲が狭くなってしまうという問題がありましたが、間取りの工夫により元の住宅よりも広さを感じることができるようになりました。
機関紙にてご紹介させていただきました
日々の暮らしをより豊かに彩る「これ以上はない」ほどの理想の住まい
厳しい気候のため、断熱・気密技術、24時間換気システムなどの分野で多くの技術開発が行われてきたカナダ住宅。セルコホームでは、カナダのツーバイフォー住宅を独自の基準でさらに進化させ、どんな環境でも安全・快適に暮らせる住まいを実現しました。今回訪れたのは、閑静な住宅街の一角に建つ瀟洒な佇まいのI様邸。存在感のある塔屋とホワイト&グレーをベースにしたストーン調の外観が、ひときわ目を引く存在です。
モデルハウスの外観に一目惚れ
塔屋を取り入れたお城のような理想の家づくりへ
Iさんご夫妻が家づくりの計画を始めたのは、今から5年近く前、大阪北部で起きた大きな地震と台風がきっかけでした。「当時、誰も住んでいなかった私の実家でも屋根に被害が出てしまい、修繕だけでもかなりの費用がかかることに。また、私たちの住むマンションの立地も自然災害時の危険性が高い場所ということもあり、家族とも相談し、修繕と共にしっかりリフォームをして、そちらに住み替えることにしたのです」とご主人。
おふたりとも洋風の家にしたかったそうですが、ご実家は純和風の庭もある築40年近い日本家屋。リフォームをするにしても、構造上無理が生じてしまい、思うような間取りやデザインにすることができませんでした。そこで一転、建て替えを前提に、希望の家を実現してくれるハウスメーカーを探すことに。「何社か見学しましたが、どこもなんだか住みづらそうで…。そんな中、セルコのモデルハウスに行って、クイーンアンスタイルの外観を見た瞬間に、〝この家に住みたい!〞 と。まさに一目惚れですね(笑)」と奥さま。また、家の中も、部屋ごとにテーマを設けたインテリアで仕上げられており、その全てが思い描いたイメージ通りだったそう。担当者との話もトントン拍子に進み、セルコでのマイホーム建築を決意されたのでした。
それからドライブも兼ねて関西エリアにあるモデルハウスのほとんどを見て回り、家づくりのヒントを収集。担当者をはじめ、設計士、コーディネーターとも相談を重ねながら、理想の間取りを仕上げていきました。
最初に訪れたモデルハウスをベースに
要望やライフスタイルに合わせたこれ以上はない、レイアウト
まず、玄関を開けてすぐ目に飛び込んでくるのは、アイアン手すりの階段と、優美なシャンデリア、そしてホワイトの大理石調のフローリングを採用した、ゆとりあるエントランスホール。奥さまが新居に描いたイメージをほぼそのままに実現した、明るく伸びやかな空間です。また、リビング、ダイニング、キッチンは、ひと続きにレイアウト。塔屋部分を活かした開放的な吹き抜けからは、柔らかな自然光がたっぷりと降り注ぎます。「以前の家では、とにかく収納場所の少なさが悩みでした。そこで、キッチンの奥には広めのパントリーを、玄関にはシューズクローゼットを配置。自分の部屋はいらいないので、洋服やバッグがきっちり収まるウォークインクローゼットをリクエストしました」と奥さま。キッチンのカウンター下も、ダイニングとの仕切り部分を活用した収納棚に、塔屋にはベンチを兼ねた収納を造作するなど、可能な限りストックスペースを確保。物を出したままにすることなく、すっきり片付くそうです。「いろいろな要望を伝えましたが、雑談の中のちょっとしたひと言まで汲み取ってもらい、細かい部分も丁寧に相談にのってくれる担当者のおかげで、家づくりで大変だったという印象はありません。提案のバリエーションも多く、選ぶのが楽しかったです。イメージ通りのものがなくてもすぐに探してくださる、スピード感も早くて。理想を全てカタチにしてもらいましたね。これ以上はないくらいに仕上がったと思います」とおっしゃるとおり、ご夫妻の思いが随所に詰まった素敵なお宅です。
「毎日が楽しいです」
お気に入りの空間で家族が集う心地いい暮らし
Iさんのお宅を訪れたのは梅雨に入ってすぐの時期、晴れていてもジメッと湿気を感じるような日でした。けれど、家の中に入ると一変、さわやかな空気に包まれました。
実際、一年を通しての住み心地について伺うと、「戸建ての家というと、とくに冬、断熱材も薄く隙間風もあり、とても寒い印象がありました。でもセルコは家全体が暖かく、寒暖差を感じることはありません。昼間に1階の暖房を入れておけば、夜、2階にある寝室まで十分に快適。床暖房も検討しましたが、いらなかったですね。外からの騒音も聞こえず、とても静かに過ごせます」とのこと。前のマンションと比べてほぼ倍の広さとなったにも関わらず、光熱費は思った以上に抑えられており、かなり驚いたそう。住宅性能やランニングコストという面でも、期待を上回る快適な暮らしを実感されている様子です。
また、すでに独立された息子さんが帰宅した時のため、2階の一室を子ども部屋としてレイアウト。すると、以前よりも実家に帰ってくる頻度が増えたのだとか。一昨年には息子さんもご結婚され、新しい家族での訪問も多くなりました。サンルームを使って、みなさん揃ってバーベキューをするなど、より和やかな家族団らんの機会も増えたそうです。「ほんとうに毎日が楽しくて。主人も私も、それぞれ全部の部屋がお気に入り。どこを見ても、夢が徐々に実現されていく家づくりの過程や、その時のワクワク感を思い出して、とても幸せな気持ちになります」と話す奥さまの輝くような笑顔が印象的でした。